2026年の鉄道路線どう変わる? 6年ぶり再開のローカル線など、新線開業はなし



今年2026年の日本の鉄道路線は新線の開業が予定されていないが、くま川鉄道が6年ぶりに全線の運転を再開。新駅は2駅が開業する。その一方で路線の廃止や駅の廃止も予定されている。おもな予定をまとめた。

全線が廃止される留萌本線。【画像:写真AC】

JR東日本:陸羽西線が運転再開(2026年1月16日)

近接する道路トンネルの工事のため2022年5月から運休中の陸羽西線が運転を再開。ただし利用者が少ない羽前前波駅と高屋駅は全列車が通過して営業休止する。

JR北海道:函館本線の2駅が廃止(2026年3月14日)

函館本線の長万部~黒松内にある二股駅と、新函館北斗~大沼にある仁山駅が3月14日のダイヤ改正にあわせて廃止される。最終営業日は3月13日。JR北海道は利用者の少ない駅の廃止を推進しており、毎年3月に実施されるダイヤ改正にあわせて廃止するのが恒例化している。

JR西日本:山陽本線の新駅「手柄山平和公園駅」が開業(2026年3月14日)

山陽本線の姫路~英賀保に手柄山平和公園駅が開業する。駅名の通り手柄山平和公園の最寄駅になるもの。新快速・快速・普通列車に加え通勤特急「らくラクはりま」も停車する。

ハピラインふくい:新駅「しきぶ駅」が開業(2026年3月14日)

ハピラインふくい線の王子保~武生にしきぶ駅が開業する。付近にある武生商工高校や紫式部公園へのアクセス向上を図る。

JR北海道:留萌本線が全線廃止(2026年4月1日)

留萌本線の深川~石狩沼田が3月31日限りで営業を終了して廃止される。同線は2016年に留萌~増毛が廃止され、2023年には石狩沼田~留萌も廃止。今回の深川~石狩沼田の廃止で全線が廃止になる。

南海電鉄:鉄道事業を分社化(2026年4月1日)

現在の南海電鉄が2025年3月に設立した100%子会社「南海電気鉄道分割準備株式会社」に鉄道事業を承継させる。これに伴い現在の南海電鉄は「株式会社NANKAI」に改称。南海電気鉄道分割準備は「南海電気鉄道株式会社」に改称する。

広島電鉄:循環系統の運行開始(2026年春)

駅前大橋ルートの開業(2025年8月3日)に伴い休止中の本線・的場町~稲荷町と皆実線・的場町~比治山下が運転を再開。広電本社前~紙屋町東~的場町~皆実町六丁目~広電本社前を周回する循環系統が新たに運行される。本線の広島駅(旧)~的場町が廃止されたため、休止前に運行されていた広島駅乗り入れの系統は設定されない。

JR九州:肥薩線の鹿児島県内区間が再開(2026年6月末ごろ)

2025年8月の水害で運休している肥薩線の鹿児島県内区間(吉松~隼人)が運転を再開する予定。

JR東日本:地方組織を細分化(2026年7月1日)

国鉄地方組織に由来する2本部10支社を再編し、36地域の事業本部に分割。境界も一部変更される。

JR貨物:秋田港線が廃止(2026年7月1日)

土崎~秋田港を結ぶ奥羽本線貨物支線(秋田港線)が7月1日付けで廃止。2021年3月に貨物列車の定期運行が終了している。その後は旅客列車の臨時運行のみ行われていた。

くま川鉄道:湯前線が全線再開(2026年度上半期)

2020年7月の水害で運休中の人吉温泉~肥後西村が6年ぶりに運転を再開。これにより湯前線は全線の運転を再開する。あわせて上下分離方式の経営に移行。熊本県や沿線市町村が設立したくま川鉄道管理機構が施設や車両を保有し、くま川鉄道は同機構から施設・車両を借り受けて列車を運行する体制に代わる。

黒部峡谷鉄道:全線再開(2026年10月以降)

2024年1月に発生した能登半島地震の影響で運休している猫又~欅平が早ければ10月にも再開し、宇奈月~欅平が全線復旧する見込み。

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