JR東日本の東北本部・新潟支社は9月24日、道路工事で運休中の陸羽西線(山形県)について、来年2026年1月16日の始発から運転を再開すると発表した。2022年5月の運休から3年8カ月ぶり。ただし中間の8駅のうち2駅は全列車が通過する。

代行バスは2026年1月15日限りで運行を終了。翌1月16日の始発から列車の運転を再開する。1日の運行本数は上下各9本で、快速列車が上下各1本、普通列車が上下各8本。このうち上下各4本(下り普通3本と快速1本、上り普通4本)が羽越本線に乗り入れて酒田発着になる。
一方、線内の羽前前波駅と高屋駅は「利用が極めて少ない」(JR東日本)として、運転再開にあわせ全列車が通過。事実上廃止される格好だ。

陸羽西線は奥羽本線・陸羽東線の新庄駅と羽越本線の余目駅を結ぶ43.0kmの鉄道路線。一部の列車は羽越本線に乗り入れて新庄~酒田を結ぶ。国土交通省が建設する国道47号高屋道路の高屋トンネル(仮称)が陸羽西線・古口~高屋のトンネルに近接していることから、工事期間中の安全対策として陸羽西線の運転を休止することになり、2022年5月から代行バスが運行されている。
JR東日本は当初、代行バスの運行終了時期(列車の運行再開時期)を2024年度中としていた。しかし、高屋トンネルの工事で掘削中に天端の抜け落ちや切羽の崩落が発生するなど難航。JR東日本は2024年11月、代行バスの運行終了時期が2025年度にずれ込む見通しになったと発表していた。
JR東日本は今回「道路トンネル工事の進捗状況を踏まえ、運転再開の見通しが立った」として運転再開を決めた。今年2025年8月から鉄道の復旧工事が行われており、10月8日から訓練運転が始まる予定だ。
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