水郡線のキハE130系「黄色一色」に 遭遇確率は2.6%、全線再開1周年を記念



JR東日本の水戸支社は2月18日、水郡線(茨城県・福島県)で「Suigun Line イエローハッピートレイン」を運行すると発表した。同線の全線再開1周年を記念した企画。

水郡線のキハE130系。【画像:harunaru/写真AC】

水郡線では気動車のキハE130系が39両運用されており、車体側面は黄色・青・緑色の3色か黄色・青・赤の3色でデザインされている。「イエローハッピートレイン」は、この39両のうち1両を黄色一色のデザインに変更する。

「Suigun Line イエローハッピートレイン」の運用範囲は、東北本線への乗り入れ区間を含む水戸~郡山間と上菅谷~常陸太田間。3月28日から水郡線の全線開通90周年を迎える2024年度末まで、一部の定期列車で運用される。時刻表は明らかにされておらず、水戸支社は「39分の1両(約2.6%)に乗れたらラッキー!」としている。

「イエローハッピートレイン」のイメージ。【画像:JR東日本】

水郡線は2019年10月の台風19号の影響で橋梁が流出するなど甚大な被害が発生。一部の区間が不通になり、昨年2021年3月27日に全線復旧した。その際、沿線自治体などで構成される茨城県水郡線利用促進会議や水戸支社が「フレ!振れ!水郡線」と題したイベントを企画。沿線住民や客が黄色い旗を振って運転再開を祝った。水戸支社によると、「イエローハッピートレイン」は黄色の旗を振った人への感謝の気持ちを込めた企画という。

《関連記事》
水戸線でワンマン運転開始、水郡線は3月下旬に全線再開 JR東日本2021年3月13日ダイヤ改正
水郡線でDLけん引の12系客車 再開1周年の臨時列車「復旧記念感謝号」3月に運転