水爆実験で生まれた『ゴジラ』丸ノ内線とコラボ 東京メトロが70周年記念24時間券



東京メトロは11月13日から「『丸ノ内線・ゴジラ70周年記念』東京メトロオリジナル24時間券」を販売する。丸ノ内線の開業70周年と映画『ゴジラ』の劇場公開70周年を記念するもの。

かつて丸ノ内線で運行されていた旧型電車。【撮影:草町義和】

オリジナルデザインの「東京メトロ24時間券」5枚と専用台紙をセット。券面には『ゴジラ』第1作目公開時のポスターや、怪獣「ゴジラ」と丸ノ内線の電車などが描かれる。3000セット限定。駅などでは購入できず、70周年記念の特設ウェブサイトで購入の申し込みを先着順で受け付ける。申込期間は11月13日10時から来年2025年1月31日23時59分まで。発売額は3000円+送料。

「ゴジラ・丸ノ内線」70周年記念24時間券のイメージ。【画像:東京メトロ】
専用台紙のイメージ。【画像:東京メトロ】

丸ノ内線は70年前の1954年1月20日、池袋(当時は仮設駅)~御茶ノ水が開業。この1カ月半後の3月1日には米国がマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験を行い、付近にいた遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の乗員が被爆した。この事件を背景に、水爆実験ですみかを追われた怪獣が日本に上陸して破壊するという映画『ゴジラ』が制作され、同年11月3日に東宝系の映画として劇場公開された。

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