一畑電車「10000系」2両を導入へ 神話にちなんだ新型車両



一畑電車(島根県)は2月18日、新型車両の10000系電車「天叢雲(あめのむらくも)」を導入すると発表した。11月から運行を開始する。

導入するのはデハ10001・デハ10002の2両。既存車両の7000系・8000系電車との連結に対応している。デザインはドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏が担当した。車両愛称の「天叢雲」は、出雲神話で素戔嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したさい、その尾から出た剣(天叢雲剣)にちなんで命名した。

10000系「天叢雲」のイメージ。【画像:水戸岡鋭治/ドーンデザイン研究所/一畑電車】

一畑電車は老朽車両の更新用として新造車両の導入を推進している。まず2016年度から2017年度にかけ7000系電車を導入。2024年度には8000系電車を導入した。昨年2025年6月には一畑電車線をみなし上下分離方式で維持する鉄道事業再構築実施計画が認定され、新造車両の導入も実施計画に盛り込まれていた。

一畑電車は「沿線には、国内外から高い評価を受ける魅力ある観光資源が数多く存在いたします。新造車両『天叢雲』の導入を機に、地域資源と観光需要の新たな創出を沿線自治体・観光事業者と連携を図りながら計画し、地域全体の魅力発信に貢献いたします」としている。

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