広島駅前「路面電車の高架橋」もうすぐ架設 広島電鉄の新線、土木工事は最終局面へ



広島駅南側の交差点で広島電鉄の新線「駅前大橋線」の橋梁の架設工事が6月に実施される。これに伴い広島市は交通規制を実施する。

駅前大橋線の軌道(手前)が敷設された稲荷町交差点。【撮影:草町義和】

橋梁の架設に伴う交通規制の実施日時は、1日目が6月13日0時50分~6時、2日目が6月16日22時50分~6月17日6時、3日目が6月17日22時50分~6月18日6時。予備日は6月19日0時50分~6時になる。交通規制中は広島駅前交差点付近で車両が通行止めになるほか、現在の仮設タクシー乗り場が利用できなくなる。

駅前大橋線の橋梁架設工事で車両通行止めになる場所。【画像:広島市】
橋梁の架設工事が行われる広島駅前。【撮影:草町義和】

駅前大橋線は広島駅から稲荷町交差点を経て比治山町交差点に至る1.1kmの新線。新しい広島駅停留場は現在建設中の広島駅ビルの2階に設けられる。ここから駅前大橋の南詰まで高架橋と盛土の軌道を整備し、その先は道路の路面に軌道を敷設する併用軌道になる。開業は来年2025年春の予定。駅前の橋梁架設で土木工事は最終局面を迎える。

《関連記事》
広島電鉄の新線「駅前大橋ルート」工事のいま 現行ルート廃止で運行系統どう変わる?
消えた「海上自衛隊の鉄道」江田島の廃線跡を歩いてみた 呉弾薬整備補給所の専用軌道