錦川鉄道「キハ40」1日だけ定期列車で運用 国鉄気動車、通常は貸切列車などで使用



錦川鉄道(山口県)は7月15日の1日に限り、定期列車の一部をキハ40形気動車で運行する。同社は「車両運用の都合」のためとしている。

JR烏山線で運用されていたころのキハ40形(写真はキハ40 1009と同型のキハ40 1002)。【撮影:草町義和】

対象の列車は次の通り。

●下り
岩国8時28分→錦町9時37分
岩国11時10分→錦町12時17分
岩国16時03分→錦町17時10分
岩国19時02分→錦町20時09分

●上り
錦町6時57分→岩国8時07分
錦町9時54分→岩国10時59分
錦町14時24分→岩国15時33分
錦町17時46分→岩国18時52分

錦川鉄道は川西~錦町の32.7kmを結ぶ錦川清流線を運営。列車は岩徳線に乗り入れて岩国~錦町を直通する。

車両は2007年から2008年に新造されたNT3000形気動車を運用しているほか、かつてJR烏山線(栃木県)で運用されていた国鉄型気動車のキハ40形1両(キハ40 1009)を2017年にJR東日本から譲り受けて保有している。キハ40 1009はレトロ調観光車両として臨時貸切列車などで運用されており、乗車できる機会は少ない。

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