近鉄の新型特急「ひのとり」大阪~奈良・名古屋間で1日7往復 3月ダイヤ改正



近畿日本鉄道(近鉄)は1月21日、けいはんな線と生駒鋼索線(生駒ケーブルカー)を除く全線のダイヤ改正を3月14日に実施すると発表した。新型特急電車80000系「ひのとり」が運転を開始する。

近鉄80000系「ひのとり」。【画像:近鉄】

ダイヤ改正時点での「ひのとり」の運転区間と1日の運転本数は、大阪難波~近鉄名古屋間(名阪特急)が6往復。大阪難波~近鉄奈良間’(阪奈特急)でも1往復運転される。平日と土曜・休日で運転本数は変わらないが、運行時刻は変わる。

改正後も「ひのとり」で運転する名阪特急が増える予定。大阪難波駅を毎時0分と毎時20分(土曜・休日の16~18時)に発車する名阪特急と、近鉄名古屋駅を毎時0分と8時20分(土曜・休日)、毎時25分(土曜・休日の16~18時)に発車する名阪特急は、2021年3月までに順次「ひのとり」での運転になる。

また、大阪難波駅と近鉄名古屋駅を毎時30分に発車する名阪特急と近鉄名古屋5時58分発の名阪特急は、順次「アーバンライナー」での運転になる。一部の名阪特急は所要時間も短縮。鶴橋~近鉄名古屋間を1時間59分で結ぶ列車を現在の1本から5本に増やす。

特急以外の一般列車では、奈良線で土曜・休日に運転している阪神線直通6両編成の快速急行を8両編成に増強。途中駅での車両の連結・解放作業を取りやめることで、神戸三宮~近鉄奈良間の所要時間を最大6分短縮する。