箱根登山鉄道のケーブルカー、12月に引退 新型車両が来春デビュー



箱根登山鉄道が運営する鋼索線(箱根登山ケーブルカー、神奈川県箱根町)の強羅~早雲山間で運行されているケーブルカーの車両が、12月2日をもって引退する。

箱根登山ケーブルカーの現在の車両。【撮影:草町義和】

これに伴い11月26日から、ラストランを記念したヘッドマークを車両に取り付けて運行している。最終運転は12月2日の19時07分発の予定だ。12月3日からは設備更新工事のため運休。2020年春には新型ケーブルカーが導入により運転を再開する予定だ。

現在のケーブルカー車両はスイスのガングロフ社が製造し、1995年にデビューした。

一方、箱根登山鉄道の鉄道線は箱根湯本~強羅間が台風19号の影響で線路が流失するなどの被害が発生しており、運転を見合わせている。復旧は2020年秋頃の見込み。