広島電鉄など『チャギントン』ラッピング車 岡電「実体電車」組み合わせたツアーも



阪堺電軌・広島電鉄・熊本市電・鹿児島市電で、アニメ『チャギントン』のキャラクターをデザインした「チャギントンラッピング電車」が運行される。

広島電鉄が運転する「チャギントンラッピング電車」のイメージ。【画像:広島電鉄/(C)チャギントン】

広島電鉄では11月20日から運行。1000形「グリーンムーバーLEX」の1018号車を使用し、1・3・5・7号線の各系統で運行される。「水の都広島」をイメージした水色は背景に『チャギントン』のキャラクターを車体にデザイン。内装も各所に『チャギントン』のキャラクターを配置する。

阪堺電軌は12月6日から来年2022年8月末頃まで運行する予定。モ501形1両を装飾して天王寺駅前・恵美須町~浜寺駅前間の全線で運行する。

阪堺電軌「チャギントンラッピング電車」のイメージ。【画像:阪堺電軌/(C)チャギントン】

『チャギントン』は英国で制作されているアニメ番組。『きかんしゃトーマス』と同じ鉄道車両を擬人化したアニメで、日本でも2009年から放送されている。岡山電軌はディーゼル機関車の擬人化キャラ「ウィルソン」「ブルースター」を「実体化」させた電車(9200形の第3編成)を2019年に導入した。

岡山電軌の「チャギントン電車」。【画像:Acham/写真AC】

広島電鉄は「チャギントンラッピング電車」の運行開始にあたり、広島・岡山の二つのチャギントン電車を楽しめるモニターツアーを企画。今年2021年11月から来年2022年2月にかけ、日帰りツアーを合計8回、1泊2日ツアーを合計5回行う予定だ。

旅行代金は日帰りが大人5500円・子供(3~11歳)4000円・幼児(1~2歳)無料。1泊2日は小学生以上9500円・幼児(3~6歳)6000円・幼児(1~2歳)無料となる。申込みはウェブサイト「たびまちゲート広島」で受け付ける。

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