新装「西武園ゆうえんち」5月19日から 1960年代を体験、『ゴジラ』『アトム』に路面電車も



リニューアル後の西武園ゆうえんちのイメージ。【画像:西武鉄道・西武園ゆうえんち】

西武鉄道や西武園ゆうえんち社などは4月13日、西武グループの遊園地「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)のリニューアルオープン日を5月19日に決めたと発表した。「1960年代の懐かしさ」に触れられるテーマパークとして生まれ変わる。

園内には1960年代をイメージした商店街を設け、その近くの丘にそびえ立つ映画館には、特撮映画『ゴジラ』をテーマにしたライド・アトラクションを設置する。長崎電軌から譲り受けた路面電車(1050形1051号)も展示。ファミリーエリアでは手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』のキャラクターが登場する。

リニューアル後の西武園ゆうえんちでは園内通貨を導入。「百園(ひゃくせいぶえん)」「拾園(じゅうせいぶえん)」の2種類で、1960年代当時の物価の感覚で買い物やさまざまな体験を楽しめるようにするという。

このリニューアルは、大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)の再建を手がけた会社「刀」との共同プロジェクト。営業時間は日によって異なり、定休日も不定休。ライドアトラクション12機種を設ける。商店街は30店舗で、飲食施設は12店舗。料金は「1日レヂャー切符」(入園+アトラクションフリー)で大人4400円・子供3300円になる。

西武園ゆうえんちの最寄り駅は西武山口線の西武園ゆうえんち駅。同駅は1985年に遊園地西駅として開業したが、今年2021年3月13日に西武園ゆうえんち駅に改称した。一方、多摩湖線と山口線の連絡駅である西武遊園地駅は多摩湖駅に改称されている。

《関連記事》
長崎電軌の路面電車1051号「1960年代の西武園」へ もと仙台市電、エントランスで展示
西武園ゆうえんち周辺の駅を改称 西武遊園地→多摩湖、遊園地西→西武園ゆうえんち