小田急電鉄・参宮橋駅の改良工事が完了 多摩の木材を使用、「GSE」ノベルティを配布



小田急電鉄小田原線・参宮橋駅(東京都渋谷区)の改良工事がきょう11月25日に完了する。同社はこれに伴い、11月28日に記念ノベルティをプレゼントする。

改良工事が完了する参宮橋駅。【画像:小田急電鉄】

ホーム上家の柱や天井面、改札口上部などに東京の多摩地域で産出された木材(多摩産材)を使用。跨線橋(こせんきょう)は内外壁と階段床石を改修し、仕上げ材をリニューアルした。

西口改札は駅前空間とホーム幅を拡大。東口改札は駅東側へのアクセスを向上するため新改札口を設置し、9月19日に使用開始している。トイレは増設のほか、多目的トイレにベビーシートを設置するなど設備を充実させた。また、トイレの拡張に伴い駅舎が2階建てに変わった。

ホームの屋根などに多摩産材が使われている。【画像:小田急電鉄】

小田急電鉄によると、改良工事のコンセプトは「木と緑に溶け込む『杜』の玄関口」。参宮橋駅が明治神宮の最寄駅であることから「木の温もりが感じられ、皆さまに愛され親しまれる駅」を目指したという。

改良工事中だった頃の参宮橋駅。【撮影:草町義和】

記念ノベルティは、特急ロマンスカー70000形電車「GSE」をモチーフに多摩産材で製作した傘マーカー。11月28日から12月4日まで参宮橋駅の西口改札口で配布する予定だが、無くなり次第終了する。