近鉄が海遊館30周年を記念したラッピング列車を運行 車内にイソギンチャク



近畿日本鉄道(近鉄)は4月3日から、ラッピング列車「海遊館トレイン」を近鉄奈良線などで運転する。

近鉄「海遊館トレイン」のイメージ。【画像:近鉄・海遊館】

車体は海の生物を淡い色合いで描き、海遊館の開館30周年を祝うくす玉の形をイメージしたデザインで装飾。車内もイソギンチャクを模したリボンテープを天井からつるして装飾する。ドアの周囲には子供の目線に合わせた高さで海の生物に関連するポエムやくす玉イメージを展開する。

車両は5800系電車の6両編成1本を使用。4月3日から約1年間、近鉄奈良線の近鉄奈良駅と阪神電気鉄道(阪神電鉄)の神戸三宮駅のあいだで運転される予定だ。海遊館の最寄り駅は大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)中央線の大阪港駅で、「海遊館トレイン」は同館の近くを走らない。

海遊館は大阪市港区にある水族館。1990年7月20日に開館し、今年2020年7月に30周年を迎える。「海遊館トレイン」は「海の美しさや生き物の不思議さを感じていただきたいとの思い」(近鉄・海遊館)から生まれた企画という。

「海遊館トレイン」の車内イメージ。【画像:近鉄・海遊館】