アートディンクとJR九州は1月9日から「列車デザインコンテスト」と題したコラボ企画を始めた。アートディンクの都市開発・鉄道経営シミュレーションゲーム「A列車で行こう9 トレインコンストラクション」で制作したオリジナル列車を募集している。

募集テーマは「“JR九州らしい”列車」。九州のどの地区を走るのかといった設定と、それを元にデザインされたオリジナル車両を募集している。JR九州とアートディンクは「豊かな風土を楽しめ、地域が元気になるような、九州を駆け抜ける列車をデザインしてください」と呼びかけている。応募はアートディンクの特設サイトで受け付けている。
応募期間は3月2日まで。優秀作品の応募者には、旅行券やJR九州の観光列車「A列車で行こう」のチケットをプレゼントする。また、JR九州のNFTサイトで優秀作品を期間限定で展示する。発表は3月下旬ごろの予定。
「A列車で行こう」は1985年に1作目が発売されたアートディンクのコンピューターゲーム。ニューヨーク地下鉄のA系統や、A系統に由来するジャズのスタンダード・ナンバー「A列車で行こう」とは直接の関係はない。
1990年発売の「A列車で行こうIII」で内容が大きく変わり、現在の都市開発・鉄道経営シミュレーションゲームとしての基盤がここで確立した。「A列車で行こう9」は2010年に発売。ゲーム上ではゲームオリジナルの車両に加え、JRや私鉄など実在する鉄道車両を数百種類、運行できる。

昨年2024年11月には「A列車で行こう9 トレインコンストラクション」が発売。プレイヤー自身がオリジナルの鉄道車両を制作して運行することができる。この発売を記念し、実際に「A列車で行こう」を名乗る観光列車を運行しているJR九州とのコラボが企画された。
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