福岡地下鉄空港線・箱崎線「新型車両」川崎車両が受注 1000N系を更新



川崎重工業は2月7日、同社子会社の川崎車両が福岡市交通局より福岡市営地下鉄空港線・箱崎線向け地下鉄車両108両(6両編成18本)の車体製造を受注したと発表した。受注総額は約100億円(税別)。川崎車両の本社工場(旧・川崎重工兵庫工場)で製造し、2024年度から2027年度にかけて順次納入する。

新型車両に置き換えられる1000N系。【画像:medetai/写真AC】

車両の寸法は長さ約20m、幅約2.8m、高さ約3.65m。老朽化した既存車両1000N系108両を置き換える。川崎重工は「静粛性と乗り心地に優れ、バリアフリー設備や情報提供の拡充、安全・安心な車内空間の提供を図ります」としている。

空港線・箱崎線では現在、1000N系の108両(6両編成18本)と2000系・2000N系36両(6両編成6本)が運用されている。このうち1000系(現在の1000N系)42両(6両編成7本)と2000系・2000N系12両(6両編成2本)を川崎重工が納入した。

《関連記事》
福岡地下鉄空港線・箱崎線「新型車両」車体製造など公告 全編成の納期示す
鉄道車両メーカー「川崎車両」半世紀ぶり復活 川崎重工が車両事業を分社化