近鉄の観光列車「つどい」サイクルトレインに 車内にスタンド、愛称は東海方言



近鉄と三重県志摩市、志摩市観光協会は1月12日、「観光列車『つどい』サイクルトレイン-KettA-」を今年2023年春以降に運行すると発表した。本格運行に先立ち3月に無料試乗会を行う。

サイクルトレインとして運行されることになった「つどい」。【画像:近鉄】

春や秋を中心に近鉄名古屋・大阪上本町~賢島などで運行。観光車両の2013系電車「つどい」の2号車に取り外し可能なサイクルスタンドを設置し、自転車をそのまま車内に持ち込める様にする。ただしロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイク以外の自転車やタイヤ径が20インチ未満・29インチ以上の自転車、タイヤ幅が40mm以上の自転車、重量が15kgを超える自転車などは持ち込めない。

愛称の「KettA」はおもに東海地方の方言で自転車を意味する「ケッタ(マシーン)」にちなむ。伊勢志摩エリアなど東海地方でサイクリングを楽しむのに最適な列車になるようにとの願いを込めたという。

「つどい」車内に設置されるサイクルスタンドのイメージ。【画像:近鉄】

無料試乗会は3月4・5日に実施。往路は近鉄名古屋7時26分発→賢島10時59分着、復路は賢島16時07分発→近鉄名古屋19時49分着のダイヤで運行する。参加方法は後日案内される。このほか、3月4日の11時から賢島駅で「KettA」のお披露目イベントが行われる。

《関連記事》
近鉄橿原線「医大病院新駅」連携協定を締結 八木西口駅の廃止「条件にしない」明記
ことでん志度線「サイクルトレイン」終了 減車で「安全面」考慮など