広電宮島口駅「新駅舎」7月2日から フェリー乗り場に隣接、現駅跡は道路に



広島電鉄は5月12日、宮島線の終点・広電宮島口駅(広島県廿日市市)を7月2日に移設し、新駅舎の使用を開始すると発表した。

広電宮島口駅の新駅舎のイメージ。【画像:広島電鉄】

新しい広電宮島口駅は飲食・物産施設「宮島口もみじ本陣」(2019年閉店)の跡地に整備。現在の場所から約70m海側に移り、宮島口フェリー乗り場に隣接する。これにより広島電鉄の路面電車とフェリーが乗り換えしやすくなる。

宮島口フェリー乗り場は宮島行きフェリーが発着するフェリーターミナル。現在、宮島口周辺地区の整備事業が進められており、2020年にはフェリー乗り場に新しい旅客ターミナルが整備された。広電宮島口駅の移設も宮島口整備事業の一環。

移設後のルート・駅位置(赤)。【画像:国土地理院地形図、加工:鉄道プレスネット】
7月1日限りで使用終了する現在の広電宮島口駅。【撮影:草町義和】

現在の広電宮島口駅の跡地には、国道2号とフェリー乗り場を結ぶ道路が整備される。周辺整備工事が完了するのは2023年度末の予定。

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