大井川鉄道井川線「“超”普通列車」暗闇の世界へ 各駅に5分以上停車



日本旅行の大阪法人営業統括部 鉄道・バス企画デスクは、「夜間運行“超”普通列車で行く夜の大井川鐵道井川線全駅制覇」と題したツアーを6月3~4日に実施する。大井川鉄道井川線(静岡県)の全駅にやや長く停車するツアー貸切列車「“超”普通列車」に乗る。

夜の井川線を走る「“超”普通列車」のイメージ。【画像:大井川鉄道/日本旅行】

「“超”普通列車」は千頭駅を6月3日夜の19時20分に発車。終点の井川駅には22時24分に到着する。井川線は運行本数が少なく途中の各駅をじっくりめぐるのは難しいが、「“超”普通列車」は途中の全駅に各5~15分停車する。

「“超”普通列車」ツアーは2021年から実施されているが、今回は定期列車の運行が終了したあとの日没後に走り、森閑とした暗闇のなかの井川線を体験。懐中電灯の携帯が必須という。一部の区間では車内灯を消し、山間の暗闇を体験してもらう。模擬的なタブレット交換や過去に使用したヘッドマークの掲出も行う。

1泊2日で川根温泉ホテルか千頭の福住館の宿泊が付く。最少催行人員は36人で、旅行代金は3万2500円から。4月25日の15時から大阪法人営業統括部のウェブサイトで申込みを受け付ける。

「“超”普通列車」夜間の車内イメージ。【画像:大井川鉄道/日本旅行】

大井川鉄道は大井川本線の家山~千頭が2022年9月の台風15号による水害のため運休中。バスによる代行輸送が行われている。大井川本線と千頭駅で接続している井川線は運行中だ。

《関連記事》
大井川鉄道の一部復旧で静岡県島田市が予算計上 全線再開めど立たず、協議会設置へ
大井川鉄道「令和5年5月5日」記念切符 距離・運賃・製造年…社内の「5」ちりばめる