大井川鉄道「令和5年5月5日」記念切符 距離・運賃・製造年…社内の「5」ちりばめる



大井川鉄道(静岡県)は4月8日、「大井川鐵道 555 記念乗車券」を発売すると発表した。今年2023年(令和5年)5月5日が「5並び」になるのを記念したもの。

「大井川鐵道 555 記念乗車券」のイメージ。【画像:大井川鉄道】

「大鉄社内にある『5』」をちりばめたといい、記念乗車券は「金谷→門出」(営業キロ5.5km)と「門出→家山」(運賃550円)の2枚セット。台紙はC10形蒸気機関車の8号機をデザインした。この機関車は1930年(昭和5年)の製造。重量は石炭や水を搭載していない状態で55.5tになる。切符の券面に印字される発行日は「5.-5.5」。

ちなみに、門出駅から隣の合格駅までの距離は500m。令和5年5月5日は門出駅の開業から905日で、令和5年が始まってから125日目になるという。

発売額は1000円で5月1日から大井川鉄道の新金谷駅前プラザロコ売店、千頭駅売店で販売する。同社のオンラインショップでは4月15日の朝5時55分から先行予約を行う。実際に切符として利用する場合の使用可能期間は5月5日~7月5日。使用後に回収される。

「5並び」の記念切符は大井川鉄道のほか、近鉄や水島臨海鉄道(岡山県)でも発売が計画されている。

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