沖縄県は12月20日、沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の「新造車両」が来年2023年1月から2月にかけ現地に搬入されることを明らかにした。
2023年1~2月に搬入されるのは新造車両の1編成目と2編成目。車両数は1編成につき3両で現行の2両編成より1両多い。搬入後は保安検査や試運転、運転士の訓練運転などを経て営業運転が始まる。
沖縄県は「営業運行の開始時期は未定。1・2編成目の導入計画は当初の計画通り進んでいる。2023年度の後半早めに1カ月でも2カ月でも早く、運行開始できるような形で整備を進めていきたい」としている。
ゆいレールでは2003年の開業以来、2両編成の1000形電車が運用されている。利用者の増加を受け3両編成の導入が計画された。ゆいレールを運営する沖縄都市モノレールは2020年9月、日立製作所と「3両編成車両製造」の随意契約を締結した。
この随意契約によると、日立製作所が3両編成4本を新造。2022年度末に1編成目と2編成目を納入し、2023年度末には3編成目と4編成目を納入する。契約金額は49億2500万円(税別)。これとは別に既存の2両編成を3両編成化するための増結車を5両導入する計画もある。
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