沖縄モノレール「3両化」来年1月から夜間工事 ホームドアと駅舎改修



沖縄都市モノレールは11月4日、沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の3両編成化に伴う夜間工事を来年2022年1月から行うと発表した。

現在は2両編成で運転されているゆいレールの列車。【撮影:草町義和】

工事場所はゆいレール・那覇空港~てだこ浦西間の全19駅。日本信号・沖電工の共同企業体(JV)がホームドアの設置工事、沖電工・国場組JVが駅舎改修工事を行う。作業時間はモノレール運行休止時間の0時~4時30分。

ゆいレールは2003年の開業以来、すべての列車が2両編成で運転されている。沖縄都市モノレールは利用者の増加に伴う混雑を緩和するため、一部の列車の3両編成化を計画。編成定員は2両編成が164人なのに対し、3両編成では265人になる。

現在の車両数は42両(2両編成21本)。計画では12両(3両編成4本)を新たに導入するほか、既存の2両編成に増結する車両を5両導入する。これにより最終的には3両編成が9本、2両編成が16本になる。全車新造の3両編成は2022年度末に2本が納入され、2023年度末には残りの2本も納入される予定。

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