JR宇都宮線・古利根川橋梁の架替「1回目の線路切替」2024年4月に 運休・減便



JR東日本大宮支社は4月28日夜から29日朝にかけ、東北本線(宇都宮線)・東鷲宮~栗橋(埼玉県)で線路の切替工事を実施する。古利根川橋梁の架替工事の一環。これに伴い古利根川橋梁を含む区間で列車を運休、減便する。

古河駅に停車する宇都宮線の列車。【画像:ジュンP/写真AC】

運休・減便が実施されるのは4月28日21時ごろ~4月29日8時ごろ。久喜~古河は列車を全面的に運休する。白岡~久喜は運行本数を通常の半分程度に減らし、古河~小金井も半分程度(早朝は3割程度)に減便する。

代行バスは久喜~栗橋と栗橋~古河に分けて運行し、それぞれ5~15分程度に1本の間隔で運行。久喜~古河を直通するバスは運行せず、列車とバス、バス同士の接続も行わない。所要時間は久喜~栗橋が約40分で栗橋~古河は約30分。

4月28日21時ごろ~4月29日8時ごろの運行計画。【画像:JR東日本】

このほか、東武鉄道の東武日光線と伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、東武宇都宮線、亀戸線、野田線(東武アーバンパークライン、大宮~柏のみ)、佐野線(佐野~館林のみ)で振替輸送を実施。東京メトロ線、都営地下鉄線でも振替輸送を行う。東北新幹線を活用した振替輸送は計画されていない。

古利根川橋梁の架替工事は埼玉県が実施している中川の河川改修工事の一環。2022年3月から工事に着手している。今年2024年4月28~29日には1回目の線路切替工事が行われ、下り線が仮線に切り替えられる。

線路の切替ステップ。1回目は下り線を仮線に切り替える。【画像:JR東日本】

その後は2025年ごろに上り線が仮線に切り替えられる予定。2028~2029年ごろには上下線を元の位置に戻し、2031年ごろに工事が完了する予定だ。

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