東北・山形・秋田新幹線の併結運転「原因判明まで中止→対策して再開」方針転換



JR東日本は3月11日、走行中の分離トラブルを受けて中止している東北・山形・秋田新幹線の併結運転について、3月14日から再開すると発表した。トラブル発生直後の発表では原因が判明するまで併結運転を中止するとしていたが、対策を施したうえで再開する方針に転換した。

東北新幹線「はやぶさ」と秋田新幹線「こまち」の併結運転。【撮影:草町義和】

JR東日本によると、併結運転は3月14日から順次再開。3月15日からは所定のダイヤで運転する。指定席の発売は3月15~31日運行分を3月13日6時から再開。4月1日以降の運行分は3月14日6時から発売を再開する。

分離トラブルは3月6日に発生。東北新幹線・上野~大宮を併結運転していた「はやぶさ・こまち21号」の連結器が外れ、両列車とも自動的にブレーキがかかって停止した。

JR東日本が3月11日に発表したところによると、トラブル発生直後の「こまち21号」(E6系)の車両点検で、連結器が分割する動作を繰り返す状態が確認された。このことから併結走行中に何らかの電気的な異常が発生したものと考えているという。

JR東日本が推定する分離トラブルの経緯。【画像:JR東日本】

JR東日本は事故発生直後の3月6日には「原因が判明し、必要な対策が完了するまで間、併結運転をすべて取りやめます」としていた。今回の発表では経緯の推定を行いつつ原因が判明したとはしていないが、原因が判明するまでのあいだは当面の対策として「併結走行中に電気的な異常が発生した場合でも連結器の分割動作が行われないよう、機械的に動作機器を固定する器具」を設置。そのうえで運転を再開するとした。

JR東日本が実施する当面の対策。【画像:JR東日本】

対策の対象は併結運転を行うE2・E3・E5・E6・E8系の全95編成。JR北海道所属のH5系3編成も同様の対策を講じる。この対策の検証のための走行試験を3月12日に実施する。

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