筑波観光鉄道は「『ストーリーテラー’s レールウェイ』~8分間の朗読ばら列車~」と題したイベント列車を10月から11月にかけ運行する。筑波山ケーブルカー(茨城県)の車内で声優や劇団員が朗読。車両も車内の装飾や期間限定ヘッドマークの掲出を行う。

朗読が実施されるのは10月13日~11月10日の土曜・休日で11~14時台の列車。筑波山ケーブルカーの「もみじ」「わかば」2両のうち「もみじ」車内で行われる。劇団ひまわりや賢プロダクションに所属する声優や劇団員が筑波山周辺の民話などを朗読する。
車両は「バラのアート トレイン」と題し、茨城県の県花であるバラのアートフラワーで車内を装飾。ヘッドマークもバラのアートと朗読体験の様子をデザインした期間限定のデザインになる。


このイベントにあわせて期間限定デザインの切符も発売される。筑波観光鉄道が期間限定切符を発券するのは初めてという。デザインは「弁慶七戻り」「ガマの湯」「しっぺいたろう」といった筑波山の伝説や名物をモチーフにしている。ただし1日一人程度の確率で発券される「当たりチケット」はヘッドマークと同じデザインの切符になる。
筑波観光鉄道は筑波山のケーブルカーとロープウェイを運営。このうちケーブルカーは筑波山中腹の宮脇駅(筑波山神社付近)と男体山の山頂近くにある筑波山頂駅を8分で結んでいる。
《関連記事》
・つくばエクスプレス「茨城延伸4案」誘致運動は二つに集約 「一本化」検討で動き
・和歌山の紀三井寺「ケーブルカー」3月末に完成へ 鉄道事業法の適用は?