阿武隈急行の新型車両AB900系が初のJR仙台駅乗り入れ 5月18日から



阿武隈急行は5月18日から、新型車両のAB900系電車によるJR仙台駅への直通運転を始める。この車両が仙台駅に乗り入れるのは初めて。

阿武隈急行のAB900系。【画像:阿武隈急行】

AB900系がJR仙台駅に乗り入れるのは、5月18日の丸森(宮城県丸森町)17時13分発の仙台行きから。2両編成2本を使用し、朝夕の仙台直通列車2往復のほか、丸森~槻木(宮城県柴田町)間の1往復もAB900系で運転される。

阿武隈急行は福島~槻木間54.9kmの阿武隈急行線を運営。県境部の富野(福島県伊達市)~丸森間が昨年2019年の台風19号で被災し運休している。

AB900系は老朽化した8100系電車の更新を目的に開発された新型車両で、2019年7月にデビューした。JR東日本が東北エリアの普通列車用として導入したE721系電車をベースにしている。