JR関西エリアのホームドア「整備加速」2027年度までの設置予定駅を公表



JR西日本は6月14日、ホームドアなどの転落防止施設の整備について、関西エリアでの今後の整備計画を発表した。2027年度末までにホームドアの設置駅を25駅78番線に拡大することを目指す。

高槻駅の昇降式(ロープ式)ホームドア。【撮影:草町義和】

本年度2023年度は5月に三ノ宮駅1番線に昇降式ホームドアを設置済み。西明石駅5・6番線も2023年度中に昇降式を設置する予定だ。2024年度は西九条駅(1~4番線)と弁天町駅(1・2番線)に可動式ホームドアを設置する。その後は2027年度まで年間3~5駅のペースで整備を進める。

2027年度までのホームドア整備計画。【画像:JR西日本】

このほか、客の転落を検知するシステム「ホーム安全スクリーン」も整備。2027年度末時点で導入済みの駅を含む84駅245番線に整備することを目指す。2023年度は13駅43番線、2024年度は14駅42番線に整備。2025~2027年度は具体的な整備駅などは検討中だが、55駅152番線に整備する方針だ。

2027年度までのホーム安全スクリーンの整備計画。【画像:JR西日本】

JR西日本は今年2023年4月、関西エリアで鉄道駅バリアフリー料金制度を導入。運賃にバリアフリー料金(普通旅客運賃で10円)を上乗せした。同社は上乗せ分の収入を整備費などに充当することで、ホームドアなどの整備を加速させる考えだ。

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