土佐くろしお鉄道中村線「再開」特急は9時台から 大雨・脱線で運休



土佐くろしお鉄道は6月10日朝、脱線事故の影響で運転を見合わせていた中村線の運転を再開した。

普通列車は始発から運転を再開。特急列車は上りが宿毛発→高知行き「あしずり6号」(中村9時24分発→窪川10時02分着)から再開し、下りは高松発→中村行き「しまんと1号」(窪川9時27分発→中村10時04分着)から再開する。それより前の「あしずり2号」「あしずり4号」は運休する。

中村線は高知県西部の窪川~中村43.0kmを結ぶ路線。窪川駅でJR土讃線、中村駅で土佐くろしお鉄道宿毛線と接続して直通運転を行っている。

6月2日、大雨の影響で土佐白浜~有井川の線路に土砂が流入。9時頃にここを通りかかった1両の普通列車が土砂に乗り上げ、車軸の全4軸のうち先頭の2軸が脱線した。運輸安全委員会(JTSB)が調査している。

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