人件費や電気代の高騰などで旅客列車の運賃値上げが相次ぐなか、貨物列車の運賃も値上げされることになった。JR貨物は1月17日、基本運賃を改定すると発表した。
対象はコンテナ貨物と車扱貨物。4月1日から賃率を6%値上げする。JR貨物によると、エネルギー価格や原材料価格の高騰でさまざまなコストが増加。経営努力だけでは増加したコストを吸収することは困難な状況で、基本運賃を改定することにしたという。
鉄道事業法では旅客運賃の上限を変更する場合は国土交通大臣に申請して認可を受ける必要があり、旅客料金も国交相に届け出る必要があると定めている。貨物の運賃・料金は国交相への認可申請や届出は不要だ。
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