宮崎県などで構成される東九州新幹線鉄道建設促進期成会は、東九州新幹線の推進運動に使用するPRロゴマークを一般から募集している。

プロ・アマ問わず誰でも応募可能だが、未成年の場合は保護者の同意が必要。未公表のオリジナル作品で「東九州を走る新幹線を連想させ、PRできるものであること」「東九州新幹線の実現がもたらす、夢や希望を感じさせるイメージであること」などが条件になる。
最優秀賞(1作品)と優秀賞(2作品)、佳作(3作品)を選定し、最優秀賞の作品を実際にPRロゴマークとして使用する。副賞は商品券(高校生以下は図書カード)で、最優秀賞が3万円、優秀賞が1万円、佳作が3000円。
応募は宮崎県のウェブサイトに設置された特設ページで受け付けている。募集期間は来年2025年1月6日まで。

東九州新幹線は福岡市から大分市付近や宮崎市付近を経て鹿児島市を結ぶ新幹線。1973年、全国新幹線鉄道整備法に基づき基本計画が決定された。その後はオイルショックや国鉄の経営悪化などの影響で整備計画の決定には進んでおらず、事業化していない。
従来は日豊本線に並行するルートで、福岡市から北九州市付近までは山陽新幹線の線路を共用することが考えられていた。近年は福岡市~大分市付近で久大本線に並行するルートや、九州新幹線の新八代駅から宮崎方面に向かう新幹線の構想なども浮上している。
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