南海電鉄は12月21日、連続立体高事業(連立事業)の一環で実施している高師浜線(大阪府高石市)の高架化工事が来年2024年4月上旬に完了すると発表した。これに伴い代行バスの運行が予定通り3年間で終了。列車の運行を再開する。
高師浜線の列車運行再開日について、南海電鉄は再開日が決まったら改めて案内するとしている。
この連立事業は南海本線・浜寺公園~北助松と高師浜線・羽衣~伽羅橋のうち、南海本線の約3.1kmと高師浜線の約1.0kmの線路を高架化して踏切13カ所を解消するもの。1996年の都市計画決定、1997年の事業認可を経て2005年から鉄道工事に着手した。
南海本線は列車を走らせながら高架化工事を進めたが、高師浜線は踏切の先行解消と工事期間の短縮を図るため、列車を3年間運休して高架化工事を行う異例の工事方法を採用。南海本線の高架化が完了した2021年5月、高師浜線を全面的に運休して代行バスの運行が始まった。
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