東武鉄道とうきょうスカイツリー駅付近「高架化」まず上り線、11月から



東京都墨田区と東武鉄道は10月3日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)のとうきょうスカイツリー駅付近で進めている連続立体交差事業(連立事業)について、11月27日に上り線を高架化すると発表した。

現在のとうきょうスカイツリー駅ホームの東側。新しい上り高架線が見える。【画像:東武鉄道】

11月26日の深夜に切替工事を実施。11月27日の始発列車から上り高架線の使用を始める。荒天などの場合、切替工事は11月27日の深夜に延期される。これに伴いとうきょうスカイツリー駅の上り線改札口の位置も変更。詳細は今後、改めて案内される。

とうきょうスカイツリー駅の東側にある伊勢崎線第2号踏切。【画像:東武鉄道】

この連立事業はとうきょうスカイツリー~曳舟の1.3kmのうち約900mを高架化するもの。とうきょうスカイツリー駅の東側にある踏切1カ所(伊勢崎線第2号踏切)が解消されるほか、線路と立体交差する都市計画道路も新たに整備される。とうきょうスカイツリー駅は現在地から東へ約150m移転。現在の島式ホーム1面2線から単式・島式ホームを組み合わせた2面3線に拡充される。今後は下り線の高架化工事が進められ、2025年3月に事業完了の予定。

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