西武線「1カ月1000円で乗り放題」子供運賃に均一制導入、定期券も



西武鉄道は7月23日、子供の普通旅客運賃と定期旅客運賃に均一制を導入すると発表した。西武線が1カ月乗り放題の子供用全線フリー定期券も新たに発売する。

西武線の列車。【撮影:草町義和】

子供の普通旅客運賃はICカードを利用する場合、利用距離にかかわらず1乗車50円均一に。磁気券は従来通り利用距離ごとに設定された大人運賃の半額とし、均一運賃は導入しない。4人家族(大人2人・子供2人)がICカードで池袋~西武秩父を往復する場合、現在の運賃は合計4776円。子供運賃の均一制導入後は3400円で3割ほど安くなる。

子供の定期旅客運賃は1カ月の場合、ICカード・磁気券ともに通学定期が一律500円で、通勤定期は一律1000円。ただし区間を定めて発売し、通学定期は購入時に通学証明書が必要だ。

このほか、子供用の全線フリー定期券をICカード限定で新たに発売。発売額は1カ月1000円で、西武線全線を自由に乗り降りできる。

子供運賃の均一制の概要。【画像:西武鉄道】

子供向けの均一運賃導入は2022年、小田急電鉄が導入。これ以降、京急電鉄や泉北高速鉄道(現在の南海泉北線)などで導入されている。西武鉄道によると、子供向け通勤定期での均一運賃導入と子供向けICカード限定の全線フリー定期券の導入は、大手私鉄では初めてという。

子供運賃の均一制は、来年2026年3月に実施される運賃改定と同時に導入される予定。西武鉄道は「沿線にお住まいのお子さまとそのご家族に、今まで以上に日々のくらしやおでかけを楽しんでいただきたいという思い」から均一制を導入するとしている。

《関連記事》
西武鉄道「運賃改定」申請 24年ぶり、遠距離は一部据え置きも
JR東日本と西武鉄道「直通運転」検討 営業運転の旅客列車初、連絡線活用
西武新宿線の高架化:井荻~西武柳沢(未来鉄道データベース)