富山地鉄の路面電車「全国ICカード」OKに 従来カードと異なるサービスや利用方法



富山地鉄の市内電車。【撮影:草町義和】

富山地鉄・富山市・JR西日本の3者は9月10日、富山地鉄が運行する路面電車(市内電車)に全国交通系ICカードを導入すると発表した。10月10日の始発から利用できるようになる。

利用できるICカードは、JR西日本が展開する「ICOCA(イコカ)」のほか「Suica(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」など全国相互利用サービスに対応した交通系ICカード。富山地鉄が運行する市内電車の全エリアで利用できる。

富山地鉄は以前からICカード「ecomyca(えこまいか)」を導入しているが、全国交通系ICカードの導入後も引き続き利用できる。2019年に新規発行を終了した富山ライトレール(富山地鉄に合併)のICカード「passca(パスカ)」も引き続き利用可能だ。

車内のカードリーダーは「ecomyca」「passca」が運転台の横に設けられているが、全国交通系ICカードは車両のドア横に新設されるカードリーダーを利用する。また、「ecomyca(えこまいか)」では市内電車の運賃が大人180円・子供90円になる割引サービスを提供しているが、全国交通系ICカード利用時は現金運賃と同じ大人210円・子供110円で、割引されない。

このほか、富山地鉄の鉄道線や路線バスでは全国交通系ICカードを利用できない。富山地鉄の営業窓口や車内では全国交通系ICカードの販売やチャージは行わないが、最寄りのコンビニエンスストアなどでチャージできる。

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