JR北陸本線・加賀笠間~松任間の新駅認可 新幹線基地に隣接、開業時は三セク鉄道



国土交通省の北陸信越運輸局は4月27日、JR西日本が申請していた北陸本線・西松任駅(仮称、石川県白山市)の新設について、同日付で鉄道事業基本計画変更を認可したと発表した。

西松任駅の位置と距離。【画像:国土交通省】

西松任駅は北陸本線・加賀笠間~松任間の新駅。加賀笠間駅から2.5km、松任駅から1.9kmの地点に設ける。北陸新幹線の車両基地(白山総合車両所)に隣接。周辺では土地区画整理事業が進んでおり、新駅設置による利便性の向上が期待されているという。

工事は2021年度に着手し、2024年春に開業する予定。同じ時期に北陸新幹線・金沢~敦賀間が開業し、これに伴い北陸本線の敦賀~金沢間はJR西日本から経営分離されるため、西松任駅はJR西日本の駅ではなく経営分離後の駅として開業することになる。

北陸本線・敦賀~金沢間のうち石川県内の区間は、2015年に同線の金沢~倶利伽羅間の経営を引き継いだ第三セクターのIRいしかわ鉄道が運営するとみれられるが、まだ決定しておらず、別の第三セクター鉄道が設立される可能性もある。

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