江ノ電の構内踏切「廃止」江ノ島駅と長谷駅、切符の購入や手洗いの利用は?



江ノ島電鉄(江ノ電、神奈川県)は1月11日、江ノ島駅と長谷駅の構内踏切を廃止すると発表した。同社は安全性向上を図る新しい信号システムを導入するためとしている。

江ノ島駅の構内踏切。【撮影:鉄道プレスネット】

まず江ノ島駅の構内踏切が2月2日限りで廃止。1番線ホーム(藤沢方面)と2番線ホーム(鎌倉方面)のあいだを改札内で行き来できなくなり、2月3日の始発からは各ホームに設けられている改札が行先別の専用改札になる。ただし5時23分に発車する鎌倉方面行きの列車のみ本来は藤沢方面の1番線から発車するため注意が必要だ。

構内踏切廃止後の江ノ島駅の平面図。【画像:江ノ島電鉄】

長谷駅は2月16日限りで構内踏切が廃止。2月17日始発からは各ホームの改札が行先別の専用改札に変わり、1番線ホーム(藤沢方面)と2番線ホーム(鎌倉方面)のあいだは改札内での行き来ができなくなる。

構内踏切廃止後の長谷駅の平面図。【画像:江ノ島電鉄】

駅舎がない側のホーム(江ノ島駅2番線ホームと長谷駅1番線ホーム)には自動券売機を設置せず、手洗いも設けられない。江ノ電は切符の購入や手洗いを利用する場合、反対側のホームにある切符売場や手洗いを利用するよう呼びかけている。

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