京急電鉄「ICカード搭載タイプ」企画切符を新発売 全線1日フリーの通年発売は初



京急電鉄は3月12日、「京急全線1日フリーパス」など交通系ICカード「PASMO(パスモ)」に搭載可能な企画切符を新たに発売した。発売したのは次の5種類。

京急線の列車。【撮影:草町義和】

●京急全線1日フリーパス
・有効区間:京急線全線フリー
・有効期間:発売当日限り(1日)
・発売額:2000円
・発売駅:京急線各駅(泉岳寺駅を除く)

●京急線・京急バス1日フリーパス
・有効区間:京急線全線フリー+京急バス全線フリー
・有効期間:発売から24時間
・発売額:3000円
・発売駅:京急線各駅(泉岳寺駅を除く)

●羽田空港発着地下鉄1DAYパス
・有効区間:京急線の発売駅から泉岳寺駅まで往復(品川~泉岳寺間フリー)+都営地下鉄全線フリー+東京メトロ全線フリー
・有効期間:発売当日限り(1日)
・発売額:1400円
・発売駅:羽田空港第1・第2ターミナル駅と羽田空港第3ターミナル駅、「KEIKYU TIC (Haneda Airport T3」

●東京周遊パス(TOKYO DAY TRIP PASS)
・有効区間:京急線発売駅から泉岳寺駅まで往復(品川~泉岳寺間フリー)+都営地下鉄全線フリー+東京メトロ全線フリー
・有効期間:発売当日限り(1日)
・発売額:品川発は1100円(発売駅ごとに異なる)
・発売駅:京急線各駅(泉岳寺駅、羽田空港第1・第2ターミナル駅、羽田空港第3ターミナル駅を除く)と「KEIKYU TIC(Shinagawa)」

●みなとみらいきっぷ
・有効区間:京急線発売駅から横浜駅まで往復+みなとみらい線全線フリー
・有効期間:発売当日限り(1日)
・発売額:品川発は910円(発売駅ごとに異なる)
・発売駅:京急線各駅(泉岳寺駅と横浜駅を除く)

「京急全線1日フリーパス」のイメージ。「PASMO」に搭載するタイプになる。【画像:京急電鉄】

いずれも交通系ICカード「PASMO(パスモ)に搭載するタイプ。「PASMO」カード(記名・無記名とも)と「PASMO PASSPORT」、クレジット一体型「PASMO」は搭載できる。ただし「PASMO PASSPORT」は「羽田空港発着地下鉄1DAYパス」を搭載できない。駅員のいる有人改札窓口のみの発売で、自動券売機では購入できない。

5種類の企画切符のうち、京急線の1日フリー切符を通年発売するのは、これが初めて。同社は「PASMOをお持ちのみなさまがタッチでスピーディーにご利用いただくことができ、京急沿線や東京都心・みなとみらいなどへのおでかけに大変便利なきっぷ」とPRしている。

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