富士急行線(山梨県)を運営する富士急行(4月1日から分社化で富士山麓電気鉄道に改称)は3月12日、「フジサン特急」の運転を2年ぶりに再開する。
同日実施されるダイヤ改正に伴うもの。運行時刻は下りが大月発12時48分・15時52分の河口湖行き2本で、上りは河口湖発11時10分・14時00分の大月行き2本になる。1号車指定席の予約は2月17日10時から受け付けている。
「富士山ビュー特急」はダイヤ改正前と同じ本数(1日2往復)で運行。観光列車「富士登山列車」はダイヤ改正後も引き続き運休する。
「フジサン特急」は3両編成の8000系で運行されている特急列車。小田急電鉄から譲り受けた特急ロマンスカー20000形「RSE」を改造し、2014年にデビューした。初代「フジサン特急」の2000形(もとJR東日本165系「パノラマエクスプレスアルプス」)と同様、富士山をモチーフにしたキャラクター「フジサン」が車体に多数描かれている。
新型コロナウイルスの影響を受け、2020年4月から運休していた。
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