「新幹線の公衆電話」6月で終了 列車電話64年の歴史に幕



JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州・NTTコミュニケーションズは3月18日、新幹線の列車公衆電話サービスを終了すると発表した。

新幹線車内の公衆電話。【撮影:草町義和】

サービス終了日は6月30日だが、6月7日以降は列車により公衆電話を使えない場合がある。

列車内に公衆電話が初めて設置されたのは64年前の1957年で、近鉄の特急用車両に設置された。国鉄では1960年、東海道本線の特急「こだま」「つばめ」で運用されていた151系特急型電車に設置されている。新幹線は1965年から設置され、一般電話から列車側に電話をかけることができるサービスも一時期提供していた。

1990年代の後半には携帯電話の普及で利用者が減少。JR在来線と私鉄の列車公衆電話は2012年に終了している。