JR旅客3社の指定席特急料金「最繁忙期」新設 最大400円の値上げと値下げ



JR北海道・JR東日本・JR西日本の旅客3社は10月5日、指定席特急料金のシーズン別料金を改定すると発表した。現在は3段階に分けられているが、来年2022年4月1日乗車分から4段階に変更。各段階の適用日も変更される。

JR東日本の在来線特急「いなほ」。【撮影:草町義和】

現在の指定席特急料金は、原則として自由席特急料金より530円高い額を「通常期」とし、「繁忙期」は「通常期」より200円高い設定。「閑散期」は「通常期」より200円安くなっている。

2022年4月1日乗車分以降は、「通常期」より400円高い「最繁忙期」を新設。「繁忙期」「閑散期」の価格差は変更しない。新しい指定席特急料金はJR北海道の北海道新幹線、JR東日本の東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線と一部の在来線特急(「つがる」「いなほ」「しらゆき」「草津」「成田エクスプレス」「わかしお」「しおさい」「さざなみ」など)、JR西日本の北陸新幹線に適用される。

2022年度はゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)とお盆期間(8月10~19日)、年末年始(12月28日~1月6日)の計30日が「最繁忙期」として設定される。

改定後の適用日カレンダー。新たに「最繁忙期」が設定されるほか「通常期」「繁忙期」「閑散期」の適用日も大きく変わる。【画像:JR北海道・JR東日本・JR西日本】

その一方、「最繁忙期」「繁忙期」の前後の期間に「閑散期」「通常期」を設定。「繁忙期」は43日減り、「通常期」も11日減る。逆に「閑散期」は24日増える。全体ではいまより値上げになる日が46日、値下げになる日が51日。おおむね200円の値上げか値下げだが、4月27日は400円の値上げに。12月26・27日と1月10日は400円の値下げだ。

現在の指定席特急料金との比較。200円の値上げか値下げだが、400円の値上げ・値下げになる日もある。【画像:JR北海道・JR東日本・JR西日本】

このほか、JR東日本の一部の快速列車の指定席料金は現在と同じ通常期と閑散期のみの設定だが、適用日のカレンダーの見直しで閑散期が拡大する。

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