秋北バス「地域連携ICカード」高速バスに 国際東北グループは全社導入



JR東日本と秋北バス(秋田県)の2社は11月24日、秋北バスの高速バスに「地域連携ICカード」によるIC乗車サービスを導入することで合意したと発表した。カードの名称は「Shuhoku Orange Pass」。来年2022年春のサービス開始を予定している。

秋北バスのウェブサイト。【画像:秋北バス】

地域連携ICカードは、JR東日本が展開している「Suica」ベースの交通系ICカード。2社によると、秋北バスが運行する一部の高速バスに導入する。具体的な路線は決定次第案内するという。

秋北バスは秋田県北部を営業基盤としている国際東北グループのバス会社。同グループのバス会社としては、ほかに岩手県交通と十和田観光電鉄(青森県)がある。

岩手県交通は今年2021年3月、地域連携ICカードの「Iwate Green Pass」を一部の路線バスに導入。十和田観光電鉄も来年2022年春に一部路線バスに地域連携ICカードを導入する予定で、グループ3社が共通のICカードを導入することになる。

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