芝山鉄道「緑と赤」9年ぶり復活 京成電鉄からリースの3500形



芝山鉄道(千葉県)の車両の帯デザインが開業時の車両と同じ緑色と赤の2色に変更され、4月15日から営業運転に入った。

芝山鉄道が開業時に京成電鉄から借り入れた3600形の第3618編成。【撮影:草町義和】

芝山鉄道によると、変更されたのは3500形の第3540編成(4両)。開業20周年を記念し、9年ぶりに開業当時のデザインである「芝鉄カラー」を復活させたという。

緑色と赤の帯デザインを復活させた第3540編成。【画像:芝山鉄道】
デザイン変更前の3500形の第3540編成。【撮影:草町義和】

芝山鉄道は京成東成田線の東成田駅と芝山千代田駅を結ぶ2.2kmの芝山鉄道線を運営。2002年に開業した。京成線との相互直通運転を行い、多くの列車は京成成田~芝山千代田間を運行している。

芝山鉄道は開業時に京成電鉄から3600形の第3618編成(8両)を借り入れ、帯のデザインを緑色と赤の独自デザインに変更した。その後、第3618編成を京成電鉄に返却。2013年に第3540編成を借り入れたが、帯のデザインは京成電鉄時代と同じ赤と青の2色のままだった。

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