新潟トランシスの新型気動車がミャンマーへ 電気式を採用、新潟港から発送



国際協力機構(JICA=ジャイカ)のミャンマー事務所は8月21日、新潟港からミャンマー国鉄向けの新型気動車が発送されたと発表した。

新潟港で船積みされたミャンマー国鉄向けの新型気動車。【画像:ジャイカ】

新型気動車は新潟トランシス製。ディーゼルエンジンで発電した電気でモーターを回す電気式を採用している。同社は2018年、丸紅とともに新型の電気式気動車24両をミャンマー国鉄から受注。受注金額は70億円で、ヤンゴン~マンダレー間の約267kmを結ぶ幹線鉄道に導入される。

ミャンマー国鉄は2003年以降、JR各社のキハ40系など日本国内の鉄道で使われた中古気動車の導入を続けてきた。新型気動車は、ヤンゴン~マンダレー間の老朽化した鉄道設備を改修、近代化するプロジェクトの一環。総事業費は492億2000万円で、このうち406億400万円の円借款の供与が決まっている。