ビエンチャンに「ランサン号」到着 中国ラオス鉄道の高速列車、食堂車も連結



中国国鉄は10月16日、中国ラオス鉄道に導入される高速電車「瀾滄(ランサン)号」がラオスのビエンチャン駅に到着し、運営会社への引き渡しが行われたと発表した。

ビエンチャン駅に到着した「ランサン号」。【画像:樊校/中国国鉄】

中国国鉄などによると、車両は中国中車グループの青島四方機車車両と大連機車車両が共同で製造した。ベースは中国国鉄CR200J形電車。9両編成で編成の前後に運転台を設けているが、動力車(機関車)1両と客車8両で構成された動力集中式だ。最高速度は160km/h。

車体はラオス国旗をイメージしてデザインされた。【画像:中国国鉄】
2等座車は2+3列席。【画像:中国国鉄】

車体はラオス国旗をイメージした赤・青・白の3色でデザインされている。定員は720人で、動力車と1等座車・食堂車が各1両、2等座車が6両だ。需要に応じて二つの編成をつないだ運転にも対応しているという。

中国ラオス鉄道は12月中には開業する予定。

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