中国の国鉄線を運営する中国国家鉄路集団は9月14日、竜竜高速鉄道の第2期区間の開業で中国の鉄道ネットワークの総営業距離が16万kmを突破したと発表した。
竜竜高速鉄道は福建省の竜岩市と広東省の竜川県を結ぶ全長約270kmの高速鉄道の計画。2019年から工事が始まった。最高速度は梅州を境に竜岩寄りが250km/h、竜川寄りが350km/hに分かれる。
工事計画は三つの区間に分かれており、まず竜岩~武平の約93kmが第1期区間として昨年2023年12月に開業。第2期区間となる梅州西~竜川の約98kmが今年2024年9月14日に開業したことにより、中国の鉄道の総営業距離が16万kmを突破した。
中国国家鉄路集団などによると、梅州西~竜川の開業で中国の鉄道の総営業距離は2012年から64.2%の増加。このうち4万6000kmは高速鉄道という。
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