京王電鉄は9月30日、新型電車「2000系」を来年2026年1月31日から運行すると発表した。一般投票で募集していた大型フリースペースの愛称は「ひだまりスペース」に決めた。
2000系は2026年1月31日から10両1編成の営業運転を開始。2027年3月までに40両（10両4編成）を導入する計画だ。
「ひだまりスペース」は10両のうち中間の5号車に設定。座席は設けず中央に仕切り板を設置し、窓は子供が車窓を見やすいよう大型化する。年齢や性別、目的を問わず利用できるが、ベビーカー・車椅子利用者にとって利用しやすいエリアとする。
大型フリーペースの愛称は京王電鉄が「ひだまりスペース」「ぬくもりランド」「ひまわりライド」の三つを提案し、今年2025年の5月から6月にかけ一般投票を実施。1196票を獲得した「ひだまりスペース」を選定した。「ぬくもりランド」は388票、「ひまわりライド」は227票だった。
京王電鉄は2000系のデビューを記念し、「けい太くん絵本シリーズ」の5作目として『がんばれ！にこちゃん』（880円）を企画。2026年1月31日から京王れーるランドなどで販売する。同社はほかにも2000系の披露会開催や記念切符発売を計画している。
《関連記事》
・京王電鉄の新型車両2000系「大型フリースペースの愛称」一般投票で決定へ
・京王線の新型通勤車両「2000系」2026年デビュー 「優しさ」「安心」を表現
・京王線の高架化：笹塚～仙川（未来鉄道データベース）