都営バス「江戸紫のEVバス」導入 東電と連携、性能・充電方法など検証



東京都交通局は北自動車営業所で電動バス(EVバス)2両を導入し、6月10日から営業路線での運行を開始した。

東京都交通局の北自動車営業所に導入されたEVバス。【画像:東京都交通局】

導入したEVバスは江戸紫色をベースとし、大きなプラグを描いたデザイン。車内は後方まで段差がないフルフラットフロアを採用。交通局は「高齢者をはじめ、誰もがより安全に利用しやすくなっています」とアピールしている。初日の6月10日は王57系統で運行を開始した。

EVバスの車内。【画像:東京都交通局】

このほか、北自動車営業所の庁舎壁面に薄型太陽光発電パネル(最大10kW)を設置。発電した電力をEVバスの充電の一部に活用する。

北自動車営業所の庁舎に設置された太陽光発電パネル。【画像:東京都交通局】

EVバスの導入は、2023年9月に東京電力ホールディングスと締結した「EVバス導入に向けたモデル構築に係る連携協定」に基づくもの。交通局はEVバスの車両性能や効率的な充電方法などを検証し、大都市におけるEVバス導入モデルの構築を進めるとしている。

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