長野電鉄の3000系も運転開始が延期に もと東京メトロ日比谷線の電車



長野電鉄は4月14日、新たに導入する3000系電車についえ、営業運転の開始時期を延期すると発表した。

長野電鉄向けに譲渡された東京メトロ03系。長野電鉄での形式は3000系になる【撮影:草町義和】

当初はゴールデンウィーク中に営業運転を開始する予定だったが、長野電鉄は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期することにしたとしている。新しい運転開始時期は決まっておらず、長野電鉄は今後案内するとしている。

3000系は、2月中に東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線での運転を終了した03系電車を3両編成に改造して譲り受けた車両。長野電鉄としては初めての交流モーターによるインバーター制御車両で、現在は営業運転の開始に向け試運転が行われている。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各地の鉄道で新型車両や新しい改造車両などのデビューが延期されている。

JR西日本は5月8日から、117系電車の改造車「WEST EXPRESS 銀河(ウエストエクスプレス銀河)」を使用する臨時特急の運転を開始する予定だったが、臨時列車の運転自体が当面のあいだ中止に。5月8日から運転する予定だったが中止に。5月21日にデビューする予定だった、東京ディズニーリゾートを周回するモノレール(ディズニーリゾートライン)の新型車両「リゾートライナー(Type C)」もデビューの延期が決まっている。