大阪メトロ中央線「支線」計画スタート 軌道特許を申請、4年後の開業目指す



大阪メトロは3月27日、中央線の車両基地回送線を活用した支線の整備について、軌道法に基づく軌道事業の特許を申請した。4年後の2028年春の開業を予定する。

大阪メトロ中央線の列車。【画像:KUZUHA/写真AC】

特許の申請区間は森之宮駅から森之宮新駅(仮称)まで1.1km(営業キロ)。中央線の車両基地「森之宮検車場」と森ノ宮駅を結ぶ回送線を使用し、検車場の東側に森之宮新駅を設ける。

中央線は来年2025年に開催される大阪・関西万博の会場アクセス路線になり、万博開催期間中は列車が増発される。このため大阪メトロは森之宮検車場の留置線を増設し、万博終了後は増設した留置線を撤去して新駅を整備することを計画した。

中央線支線の位置。【画像:大阪メトロ】

大阪メトロは支線と森之宮新駅の整備について「森之宮地区のまちづくり開発の一員として、新駅の設置や周辺の開発を行うことで、開発エリアのアクセス性向上やにぎわい創出を図ります」としている。

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