東京都交通局が時差通勤キャンペーン 日暮里・舎人ライナーの混雑率は190%近くに



東京都交通局は1月14日から31日までの平日14日間、「都営交通2020冬の時差Bizキャンペーン」を実施する。ラッシュ時の混雑緩和を目指す時差通勤促進策の一環。

日暮里・舎人ライナーの電車。【撮影:草町義和】

都営交通のポイントサービス「ToKoPo」(トコポ)会員が対象。記名式のICカード「PASMO」(パスモ)」を平日の始発~7時30分または9時30分~10時30分のあいだに都営線を利用し、キャンペーン対象駅の自動改札機で出場すると、ポイントが付与される。

キャンペーン対象駅は、都営地下鉄と日暮里・舎人ライナーの各駅。ただし押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅の各駅と、九段下駅東京メトロ管理改札口、新御徒町駅つくばエクスプレス線連絡改札口は対象外となる。

都営地下鉄は東京エリアの鉄道路線のなかではラッシュ時の混雑が激しくなく、2018年度の混雑率は都営三田線と都営新宿線が150%台、都営浅草線が130%台だった。これに対して日暮里・舎人ライナーは2008年の開業以来、利用者の増加で混雑率も上昇。列車の本数を増やしても利用者の増加がそれを上回る状況だ。2019年度の混雑率が162%だったのに対し、2018年度の混雑率は189%になっている。