西武鉄道「創立110周年」全92駅の記念乗車券 年数とライオンの「異名」にちなむ



西武鉄道は3月25日、「埼玉西武ライオンズ×西武鉄道 獅子と全92駅コラボ 記念乗車券」を西武球場前駅(埼玉県所沢市)で発売する。

武蔵野鉄道時代の池袋線で運行されていたデハ130形(1938年8月撮影)。【画像:荻原二郎】

西武鉄道と埼玉西武ライオンズとのコラボ切符で、西武鉄道の創立110周年を記念するとともにライオンの異名「百獣の王」にちなんだ。西武鉄道の全92駅から150円区間の硬券片道乗車券とオリジナル専用ブックケースをセットにし、ライオンズの選手をデザインしている。

発売額は1セット1万3800円で300セット限定の事前抽選販売制。3月19日まで専用ウェブサイトで申込みを受け付け、当選者のみ3月25日14時~21時30分と3月26日10~12時に西武球場前駅で購入できる。ただし事前抽選販売で発売上限に達しなかった場合、3月26日13時~27日終電に一般発売する。

ブックケースの台紙。【画像:西武鉄道】
記念乗車券の券面。【画像:西武鉄道】

現在の西武鉄道は110年前の1912年5月7日、現在の池袋線を運営する武蔵野鉄道として設立された。終戦直後の1945年、武蔵野鉄道が現在の新宿線を運営していた西武鉄道(初代)と食糧増産という会社を吸収合併し、西武農業鉄道に改称。翌1946年には現在の社名に変更した。

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